WS:鉛筆ドローイング

開催日時:8月9日(日)13:30〜16:30
定員15名(要予約)
参加費:3,000円
お申し込みはフリーダイヤルまで
0120-406-211

柳英克(やなぎひでかつ):プロフィール

京都生まれ。学童期にスキ-ー(スノードルフィンSS)と古式泳法(小堀流踏水術)を学び、青年期には野口体操、成人期には山海塾・蝉丸氏の黒藤院にて舞踏を学ぶ。これらの身体的経験を背景に、1990年代には和太鼓奏者として活動する。
東京芸術大学在学中よりNHK教育テレビ『できるかな』に造形スタッフとして参加。卒業後は、フジテレビ『ひらけ!ポンキッキ』をはじめ、テレビ、CM、舞台などで、デザイン、イラストレーション、造形美術、アイデアプランを幅広く手がける。
マルチメディア作品による空間演出やパフォーマンスなど、領域横断的な創作活動を展開したのち、2000年4月、公立はこだて未来大学に着任。東京農工大学非常勤講師、熊本大学非常勤講師、北海道教育大学非常勤講師、京都大学大学院特任教授などを歴任し、2021年9月より公立はこだて未来大学名誉教授。

30分:ワークショップ・ミニトーク テーマ「みること」について

私たちは日常の中で、無意識に「みる」という行為を行っています。しかし、この「みる」は単なる視覚的な働きにとどまらず、実に多様な意味を持っています。目を通じて情報を受け取るだけでなく、注意を向けて観察したり、さらには物事の本質を理解する意味で「みる」と言ったりします。
このように、「みる」ことには多義的な性格があり、それを意識することで、私たちの知覚や認識、思考の在り方をより深く理解することができます。ミニトークでは、「みる」ことを〈視覚〉〈観察〉〈理解〉の三つの側面に分けて考察し、その多義性がどのように生じ、視覚表現においてどのように応用できるのかを探ります。

150分:ワークショップ 鉛筆ドローイング

ワークショップは、ミニトーク「みること」で取り上げた〈視覚〉〈観察〉〈理解〉という「みる」の側面を、実際の表現活動へとつなげる体験型のプログラムです。まず、「みること」の考察を出発点とし、表現の最も基本的な道具である鉛筆に着目します。ここでは、描くことを「観察と解釈の結果としての表現」として捉え、それを可能にする視覚表現の手法について解説します。
さらに、アートやデザインにおける表現が内包する〈機能〉〈形態〉〈構造〉といった要素を「情報」という観点から再考し、メディアによって変容しない表現の本質について、理論と実践の両面から探っていきます。後半では、鉛筆による「ドローイング=描画」を通じて、人や社会に対してメッセージを発信するための「情報表現」としての表現体験を行います。描画というシンプルな行為の中に、「みること」と「考えること」がいかに結びついているかを実感しながら、自身の視点や解釈を形として表すプロセスを学びます。

持参するもの
筆記用具・鉛筆(3H〜3B)・消しゴム・カッターナイフ